【はじめに】
投稿の内容は、2026年2月現在の情報に基づきます。利用に際しましては、最新情報をご確認頂きますようお願い申し上げます。
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こちらの記事は、「【学割使えるならキャセイ】CX543 羽田→香港の搭乗レビュー」の後編になります。まだ全編をお読み頂いていない方は、こちらからご覧ください↓
さて、ドアが閉まりPBBも離れたところで、いよいよ出発です。前回のANA(羽田→ソウル)の往路では筆者の隣は空席でしたが、今回は隣に他の乗客が。もっとも、全く問題ありません。

タキシング中、安全ビデオが流れます。航空会社によって個性が出る安全ビデオですが、特に海外のエアラインだとなかなか凝ってるものが流れます。個人的にはシンガポール航空のビデオが特に好きなのですが、キャセイも香港を舞台にした、なかなかユニークな内容となっていました。

最近では、IFEで機外カメラからの映像を見ることのできる機材も増えました。特に、A350やA380ではなかなか高画質の迫力ある、見応えある景色を楽しむことができます。この777ではどうだろうと思い探したところ、まさかの機外カメラのボタンがありました。

カメラは胴体下に1つだけ、古さ(画質の悪さ)は否めませんが、正直付いていないだろうと思っていただけにこれはサプライズでした。新しい機種だと、胴体下(車輪のあたり)と尾翼の部分の2つの視点の映像を楽しめるんですよね。隣に座る(恐らく港人と思しき)おばちゃまも、ずっとカメラを見ていました。面白いですよね。
1. 機内Wi-Fiはおすすめできない

さて、キャセイでもWi-Fi接続サービスがあります。
(1)ダイヤモンド・ゴールド会員
(2)FクラスとCクラスの乗客
(3)PYクラスを利用する「キャセイ」会員の乗客
は無料で利用することができます。筆者は今回エコノミーを利用しているので有料にはなりますが、せっかくなので使ってみることにします。どのタイミングから使えるのかなということでiPhoneの設定を開くと、離陸前の地上走行中にCathay Pacificの文字が現れました。


プランは全部で3つあります。テキストメッセージ(LINEやWhatsAppなど)限定ですがちょっと安めのメッセージ・パス(約630円)、1時間限定でインターネットに接続できるフライト・パス(1時間・約1500円)、フライト中無制限でインターネットに接続できるフライト・パス(約2100円)です。無制限のフライト・パスの場合、6時間を超えるフライトでは19.95USドル(約3200円)~24.95USドル(約4000円)となります。

どうせ使うならということで、筆者は無制限のフライト・パスを購入。早速使ってみることにします。支払いでは、クレジットカード、アリペイ、Apple Payが使えます。


そうこうしているうちに離陸です。本日はRWY05から、2900km離れた香港を目指します。

さて、肝心のWi-Fiですが、正直スピードはそこまで早くないです。前の週にANAでStarlinkの高速Wi-Fiを利用したからというのもあるかもしれませんが、どうしても気になってしまうところではあります。Flightradar24やSNSの読み込み、アップロードでも、ANAのWi-Fiに比べると常時少し時間がかかりました。
これがたまたまだったのか、元々あまり早くないのか、あるいはStarlinkのWi-Fiを利用してしまったゆえに筆者の感覚がおかしくなっているのか、正直なところわかりません。ただ、約2000円を払ってまで使うものかと言われると、筆者個人の感想ではNoかなというのが結論です。
もっとも、空の上で利用していることを踏まえれば、十分であることには間違いありません。本当にありがたいわけですが、やはりStarlinkはひとつ上なのかな。ちなみに、復路の香港→成田でもWi-Fiの接続を試みましたが(機材は同じ777)、そちらに至っては調子が悪くプラン購入の画面に辿り着くことすらできませんでした。

2. 機内食はハイクオリティ ハーゲンが嬉しい

キャセイといえば、ハイクオリティなミールサービスも有名です。エコノミーでも、スナック(ピーナッツ)とドリンクに始まり、メインの機内食とドリンクがサーブされ、食後のコーヒーやお茶も楽しめます。
あいにく選択肢の内容を忘れてしまったのですが、2つから選ぶことができました。筆者はビーフ(ジャパニーズスタイルだったかな?)をチョイス。日本線では名物となっているサイドメニューの冷たいお蕎麦、ハーゲンダッツ(バニラ、復路の香港→成田はクッキー&クリームでした)が嬉しい。


ちなみに、日本線でもクルーは基本的に英語での対応となります(日本人クルーがいれば別ですが)。香港の方には広東語で話してたかな?筆者は終始、機内食のオーダー含め英語でコミュニケーションをとりました。ホスピタリティ溢れる、丁寧なサービスに心地よさを感じるとともに、キャセイという会社が好きになりました。


ハーゲンダッツ、食後のコーヒを頂いたところで、くつろぎタイムにはいります。前述のWi-Fiもあくまで速度が気になるだけで、使うこと自体はできるのでSNSの利用などで楽しみます。着いた先で何をしようか、何を食べようか、どこへ行こうかといったプランを立てる上で、Wi-Fiが使えるのは本当に助かります。

搭乗率ですが、体感9割、ほぼ満席だったかと思います。筆者の周りはもちろん、後方のトイレに行くまでの通路で見渡してもほとんどの席が埋まっていました。Group1から6で搭乗に時間を要していたことを考えれば当たり前かもしれませんが、この路線の需要の高さを感じました。
3. 眼下に高層ビル群を眺めながら

香港といえば、密集する高層ビル群の街並みも名物の1つ。その圧巻さといえば、東京都心をも上回るもの。着陸体制に入り、窓の外を見れば眼下には香港らしい景色が。ああ、ついに香港にやって来たんだというワクワク、興奮を抑えきれません。


途中、かつての”香港カーブ”を彷彿とさせる旋回をしながら、いよいよファイナルアプローチ。羽田から約4時間30分、ついに香港国際空港(チェクラップコク国際空港)に着陸です。
ちなみに香港カーブとは、1998年まで使用されていた旧啓徳(カイタック)空港へのファイナルアプローチにおける急旋回ルートのこと。世界的にも難しいアプローチで、多くのファンを魅了した香港の”名物”でした。
4. 東アジアのハブ空港として

世界を代表する空港の1つである香港は、SkytraxのWorld’s Best Airport 2025で第6位にランクインしています。キャセイのハブ空港としてはもちろん、世界各地からフライトが就航しており、様々な航空会社を見ることはできるのは航空ファンとしても嬉しいところです。


香港空港には、T1とT2の2つのターミナルが存在します。もっとも、T2は現在大規模改修で閉鎖となっており(26年2月現在)、全てのフライトがT1発着となっています。今のところ、T2は今年の5月下旬から運用がスタートするようです。元々はT1が主にFSC、T2がLCCのターミナルとして使われていたのですが、今回の大規模改修でT2がどのように進化したのか、利用が楽しみです。

無事に到着し降機、入国審査を目指します。有人での審査ですが、それほど時間はかかりませんでした。ソウルでの激混み審査を経験すると、他がマシに思えます。ちなみに香港は、パスポートにスタンプを押されるのではなく、印刷された小さな紙を渡されます。これは筆者にとって初めての経験でした。(後日マカオを訪れたのですが、同じように紙でした)

いかがでしたでしょうか。世界を代表するフラッグシップ、キャセイパシフィックの羽田→香港のエコノミークラスを体験してみました。さすがキャセイと言わんばかりの高品質なサービスはもちろん、いつ退役するかわからない777での空の旅を楽しむことができました。
羽田→香港における機材ですが、CX543便については今年の秋ぐらいまで777-300が投入され、以降はA330に切り替わるようです。また、午後に出発するCX549便については、新客室仕様の777-300ER(CクラスはAria Suite)が継続投入されるとのこと。成田発のフライトでも非ERの777は投入されていますが、いずれにせよ今のうちに乗っておいて損はなさそうです。皆さんもぜひ、乗られてみてはいかがでしょうか!
ということで今回はここまで。旅は続きます。
